彩とルパン

近年、インプラントの治療件数が増えてきました。

https://xn--a2-e73aqqwc9e828vh2epxc9z9a32eqr8b00ixw8cpw8c.xyz/
これは虫歯や歯周病、外傷などで失った歯の人工歯根をあごの骨に埋め込んで、その上に義歯をかぶせる人工歯づくりを指します。

ブリッジや入れ歯が使えないケースでも、インプラントならば人工歯根を骨に埋め込むことによって強度や使用感が天然歯に近く、他の歯に負担をかけずに、長く使い続けられます。

インプラント治療には健康保険が全く適用されないので、治療にお金がかかることは承知しておいてください。

人工歯根(インプラント体)を骨の中に埋め込むのがインプラント治療ですが、金属アレルギーの危険性はほとんどないのです。

外科手術で入れられるボルトと同じ素材で、チタン、セラミック、金など金属アレルギーがほとんど起こらない素材を使って作られているためです。

健康保険が適用されるインプラント治療はごくまれで、全額自費を覚悟しましょう。

経済面でも余計な負担にならないよう、金属アレルギーの患者さんは手術の前に、歯科医に相談するのが一番良いでしょう。

一本のインプラントを入れるのに、どのくらいかかるのかと言われると、標準的な治療で、インプラントを一本入れるのに30万円から40万円かかります。

もちろん、地域差、歯科医院の規模による差、歯科医の評判による差があって料金はずいぶん違ってきます。

治療の前に費用の総額を調べ、できれば複数の歯科医院を比較して最終的に歯科医院を決めるべきでしょう。

忘れないで欲しいのはその歯科医院で治療を受けた方の口コミです。

近頃は、一括払いだけという歯科医院は少なく、分割払いや、クレジットカード払いもできるようです。

どんな歯科治療でも費用は気になりますが、インプラントの場合、他の歯科治療と比べても高額です。

ごくまれに、インプラント治療が保険適用されることもありますが、おそらく、相当厳しい条件をクリアしたのでしょう。

ほとんど全て自費診療だというのが高額の負担を強いる原因です。

どんなに安い治療を選んでも十数万円、難しい治療を受けるケースでは治療全体で、その数倍の費用が必要になることを覚悟した上で始めなければなりません。

手術によって、人工物であるインプラントを体内に埋め込むので埋入手術後はどの患者さんも人工物を入れられた違和感を感じています。

数日で腫れも引き、違和感も薄れてくるので腫れているところや縫ったところを舌などで刺激しないよう我慢あるのみです。

ただし、術後十日以上経ってもしっくりこないと感じる場合や、痛みが続いていたり、腫れや出血が止まらなかったりする場合、早急に適切な対応をしなくてはなりません。

我慢しなくて良いので、歯科医の診療を受けましょう。

インプラントは歯根部がチタン製であることが多く、骨との親和性が高く材質やコーティングの進歩によって、アレルギーもほとんど起こらなくなっています。

治療を始めるにあたっては頭部CT、あご周辺のレントゲン、口腔内検査といった一通りの検査を行い、治療適用が妥当となったところで治療を始めるのが普通ですから患者の意見や疑問も十分聞き入れて治療を行えます。

治療が終わったところで、重要なメンテナンスを定期的に行っていくことで、安全性が高まり、長く快適に使えるようになります。

歯科で手術の経験がない方は、インプラント埋入手術にあたってかなりの痛さを想像してしまうでしょう。

インプラント埋入手術では、術中、強い痛みを感じることはないと思ってください。

麻酔が効いたことを確認した上で手術するのが普通だからです。

術後、麻酔が切れてくると、腫れとともに痛みが出てくるケースもありますが、痛み止めの頓服薬を処方されることが多く、長い間痛みに苦しむことはほとんどないと言えます。

インプラントを埋め込んだ後、その歯は虫歯になる可能性はゼロですが、歯茎やあごの骨が炎症を起こす可能性はあります。

インプラント治療は、治療そのものよりその後のケアが重要で、歯周病を防ぐために、正しい毎日のケアと歯科医によるメンテナンスはどこまでも続きます。

しかし、インプラントを入れたところに腫れや出血がみられた場合、インプラント周囲炎を起こしているかもしれません。

放置は禁物で、炎症がひどくなる一方ですから早急に診察してもらわなければなりません。